ねぇ、聞いて聞いて。

日々のいいなあ、と思ったことを書いたり弱音を吐いたりするブログ。銭湯・ラジオ・中央線沿いの街をこよなく愛してる人。 ときどき、おうちごはん日記。

CLAMP展に行ったので、大好きな作品を語る

国立新美術館で開催されたCLAMP展に行ってきた。

CLAMPを初めて知ったのはカードキャプターさくらから。よくありがちCLAMP入門。

そこから小さい頃からCLAMPを知って、どんどん他の作品も読んで
どっぷりCLAMPの世界にハマっていた時期もあったぐらいCLAMPが大好きだった。

そこから大人になって漫画自体を読むことが減り
何年もCLAMP作品を読んでいない日々が続いたけども
CLAMP展が開催される、と聞いて胸が踊った。

ああ、何年も触れていなくてもやっぱりCLAMP作品が大好きなんだなぁって。

そんな気持ちと懐かしさを連れて、CLAMP展へ行ってきた。


最初の展示は各作品のカラーイラストの原画。
※ここは撮影禁止なので写真なし

もう美麗。本当にアナログなの?っていうぐらい
ムラがなくて本当にCLAMPの技術力がすごいことが伝わってくるし
絵もどこまでも澄んでいて、綺麗で、なのにアナログのあたたかさも同居していて
ホッとするCLAMPの色彩のセンスや表現力の高さも間近で見られて本当に良かった。

当たり前だけど、色をしっかり再現したコピーされたイラストを見るよりも
原画の持つ力の方がすごくて何度も観ていたイラストに鳥肌がたった。
原画の力って、すごい…!

特にちょびっツのちぃの原画たちがすごく好きで
とても繊細なんだけども、かわいくて、来ているお洋服もフリフリで
女の子のあこがれとかわいさと絵本のような世界観が
一枚の絵の中で表現されてて素敵だった。

読んだことのないCLOVERの繊細さも、レイアースの力強い主人公たちの
三人の澄んだ色合いでありながらも深みを感じるかっこいい原画がすごくよかった。

カラー原画のゾーンだけでもずっと居たかったけどもここからは
モノクロ原稿の原画のゾーンたちへ。ここは撮影OKなのでバンバン載せるよ。

やっぱり原画の力ってすごい!
大好きな漫画の名場面を見ると漫画本で見たあの時よりも力強さがすごくて鳥肌が立つ。
そして、何年経ってもCLAMP作品が好きなんだなぁっていうのを再認識。

ここからCLAMP作品の思い出。

カードキャプターさくら

ドンピシャ世代っていうわけじゃなく、再放送で子供の頃ハマった。

だから当時観ていた頃、再放送だって分からなくて放送しているのに
なんでおもちゃ売ってないの?ってがっくりしていた。
封印の杖、欲しかったなぁ…。

大人になった今も大好きでBlu-rayを持っていてたまに見ている。

きれいで、わるいひとがいなくて、かわいくて、
濁りのない澄んだ世界観は子供の憧れだし、
大人の今でもまた子供の頃とは違った感情も一緒に持ちながら憧れる。

大人になって見てみるとあの世界観の凄さと綺麗さが理解出来る。
普通、といわれる形から離れた同士の「好き」が純粋に何もなく
当たり前のように伝え合ってお互いを気遣いあっていて
伝えない想いも、伝える想いもあって、それぞれ大切でそれぞれの形があって。
そんな多様な「好き」の形が昔も今も大好き。

さくらちゃんの「絶対、だいじょうぶだよ」は
子供の頃はもちろん、大人になった今でも励ましてくれる無敵の呪文。

これだけじゃなくて、さくらちゃんには本当に励まされたなぁ…。
久々にCLAMP展で大好きなシーンたちを見たけど、
やっぱり素晴らしくて、励まされた。

このシーンもかっこいい!さくらちゃんかわいいのにかっこかわいい!
このカード集めの部分、謎解きもあって見ていてワクワクするから大好き。

幻想的で、綺麗。このシーンも好きだ~~

やっぱりさくらちゃん、かわくて、やさしくて、大好きだなぁ

ともよちゃんの気持ちに超頷きながら漫画を読んでいたしアニメも観ていた。
めちゃくちゃわかる。超かわいいもん。

あーもう、カードキャプターさくらの世界で生きたいし、
ともよちゃんの衣装を着てレリーズしたいし
でも、さくらちゃんともおともだちになりたい…。

カードキャプターさくらに思い入れがありすぎて
めちゃくちゃ語りすぎた。

ちょびっツ

カードキャプターさくらの次にCLAMP作品を知ったのがちょびっツ
しかも、出会いはGBAのゲームからというなんともな出会い。

漫画からじゃなくてGBAからのゲームからだし、
そもそもちょびっツの話を理解出来る年齢じゃなかったのだけど
なんだか引き込まれて漫画を買って絵がかわいいし綺麗だな~
話はよくわからんけどで終わった漫画。

でも、絵は好きでオタクで美術部だった
私は絵を模写しまくっていたなぁ。

そこから集めていた漫画もどこかえ消え、大人になって、
なんのキッカケかすら忘れたけどちょびっツの記憶が出てきて
漫画を買い直して読んだら「こんな複雑なものがたりだったのね…」
と数年後しに内容を理解出来た漫画。

きれいな絵本のようで、むずかしくて大人な漫画で、
繊細で、大切なきもちのものがたり。

アニメのOP曲は本当に秀逸。CD持ってる。

xxxHOLiC

友人がハマっていて勧められるがままに
ふーんと思いながら読んだら面白くて作者をみたら
CLAMPで「んん!?カードキャプターさくらの人と一緒!?」
と、めちゃくちゃびっくりしたし本当にCLAMP!?と一番信じられなかったで賞。

こういうホラーっぽい?作品はあんまり読まなかったのだけど
日常回のちょいちょい出てくるツッコミやデフォルメで和めるのでとっつきやすかったし
反対にアヤカシのヒヤッとくる怖さも、侑子さんのかっこよさや綺麗さも
正反対の性質がうまく同居してて緩急がとてもよかった。

ツバサ

これは書店においてあった第一巻の小狼とサクラの絵を見て
えっ!?これカードキャプターさくら小狼とさくらちゃんみたい!
気になるから一巻だけ買おうって買ったという
またしてもCLAMPだと分からず買っていたCLAMP作品。

読んでいるうちにやっぱこれカードキャプターさくら
さくらちゃんと小狼だよね…?ってなって著者みたらCLAMPと知って衝撃。
この頃、xxxHOLiCも同時並行で読んでいたので
まじでなにもかもが信じられなかった。絵柄の使い分けすごすぎる…。

小狼のサクラへの伝えられない想いが切なくて切なくて。
サクラも手探りで自分の出来ることを探して、頑張って。
そんな二人をいつのまにか応援したり助けたりしているファイと黒鋼たち。
四人の旅は波乱万丈だけども温かくて楽しくて。
ふたりともいつか想いが通じ合って両思いになれればいいな…

旅は続かないほうがいいんだろうけど、
でもこの四人の旅が続いてほしいって思っていた、ら。

ああああ~!!そして最終巻のラストへつながっていく。あああ~!!!

結構好きな作品。

エンジェリックレイヤーレイアース

ここまででどんどんCLAMP作品を知って
昔の作品まで気になり始めた頃に読んだ
エンジェリックレイヤーレイアース

かわいさと女の子のかっこいい!への憧れが詰め込まれているなあ…。
エンジェリックレイヤーはこんなすごいおもちゃで遊んでみたい!
自分でかわいくてかっこいい子を作って戦いたい!かっこいい!って思うし

レイアースは今まで普通の女の子が力を身に着けてどでかい剣を振り回して
果てにはロボットを操縦させちゃう!?って連載から結構経ってから
読んでいるのに設定が新鮮でびっくりしたし、エメロード姫の想いや熱い王道物語、
RPGのような仕掛けが組み込まれたあの最終回は本当に綺麗すぎて忘れられない。

エンジェリックレイヤーの記憶はうろ覚えなのだけど
今でも覚えているのがお母さん、そりゃあかんと思いまっせ…。
それぐらいお母さんが衝撃的だったな。

終盤のシアターゾーンが最高だった。

CLAMP作品の名場面がつらつらと流れていって
まっくらな空間の中に浮かぶ名場面たちが本当にすごかった。最高。

空間づくりがどこもかしこもこだわりとセンスが溢れ出ていてよかったなぁ…!

ボックスから引ける名セリフのクジ、私はこれだった。いい言葉…!

ここまでCLAMP展を堪能したものの、
閉館時間になったので名残惜しいけど退館。

ほんっとうに惜しむらくはその時体調が悪くて、
見る体力がなくて好きな作品の原画を全部見れていないこと。

特にカードキャプターさくらの原画は全部見たかったのだけど、
やっぱり人気作品だから人混みもすごくてちょっと空いているところを
ふらっと見て終わっちゃった…他のカラー原画も、もっともっと見つめていたかった…。
閉館時間の一時間前に行ったこともあって時間に追われてしまったし。
(その分並ばずにスムーズに入れて良かった)

本当に見たり無くて後悔ばっかり。最低もう一周したい!
大阪でもやるみたいだから大阪行くか!?