ねぇ、聞いて聞いて。

日々のいいなあ、と思ったことを書いたり弱音を吐いたりするブログ。銭湯・ラジオ・中央線沿いの街をこよなく愛してる人。 ときどき、おうちごはん日記。

はじめての吹きガラス体験

ずーっとやってみたかった吹きガラス体験に行って、
グラスを作ってきた。

透き通ったガラス自体が好きなのと、
ものづくりをやってみたかったから。

体験場所の工房にいくとアツアツの釜が沢山ならんでて
作業場所も温度が高く、外は肌寒いのだけどみんな半袖を着て
涼しい格好で作業をしていた。

そんな中、私はいたって普通のいかにも初心者ですみたいな長袖の普段着。
ちょっと恥ずかしかった記憶。


講師の方にレクチャーされながらグラスを作る。

久々に慣れた仕事以外の、初めてやる体験。

なにかも初めてで本当に右も左も理論もわからないものをやるのは
新鮮で、おぼつかない感じ、手探りで進めていくのにすごくわくわくした。

全然さわったことのない未知のグラスとつながっている棒に
息を吹き込んで膨らませて、形を整えていくのだけど
吹き込んでも吹き込んでも全然膨らまないし
講師にこうしてくださいねーもう少し力を入れてくださいねーと
言われるも加減もなにかも分からない。

ガラスの繊細な感触。どれをどうしたらそんな形になるのか。
どこまでの力加減でいいのかよくわからないまま
ふわふわと指示に従っていた。

本当に右も左も分からない、慣れたことばかりしていた日々。
このまっさらな感覚はどのぐらいぶりだろう。

出来上がったグラスは冷やして落ち着かせなきゃいけないので
即日持ち帰りが出来ず、後日自宅に郵送でやってきた。かわいい!

あの時ああいうふうにつけた色がこんなふうに出るんだ!と感動。
中でも赤いグラスは自分で作ったのを抜きにしてもお気に入り。

ビー玉をイメージして色を選んだのだけど
水彩のように色に濃淡がついていたり、他の色と混ざりあっているのが好きだし

市販されているグラスの模様や形って
プロが作るから規則正しくてバランスもよくて綺麗だけども
このグラスの狙って出たわけじゃない、右も左もよくわからないまま
作って出た偶然の産物でしかない不規則な模様たちがすごくいい。

形がいびつなのだけど自分で作ったものだからか
この手作り感満載のいびつさと、ぽってり感がかわいい。

もちろん、イメージ通りじゃないし
ああしたかったこうしたかったはあるけども
ずーっとずーっとかわいいなぁと模様と形を観察しちゃう
わたしの手作りグラス。かわいい。